
気になるメタボ検診。いやがうえにも生活習慣病予防についての関心が高まります。
「なにかカラダにいいことしなくっちゃ...」と、日ごろからの運動不足を気にしてはいても、自分に合った運動を見つけ出すというのはなかなか難しものですね。
そんなときに役立つのが、生活習慣病の予防のため2006年に厚生労働省がまとめた「健康づくりのための運動指針2006(エクササイズガイド2006)」です。生活習慣病におちいりやすい生活スタイルの人を対象に作られたこのガイド、じっくり読んでみるとなかなか使えそうです。これを使って、健康ライフのために何をどれくらい行っていったらいいかのを考えてみることにしましょう。
メタボなんか気にしない健康ライフを目標にあなたも始めてみませんか?
ねらいは、活動的な生活の定着
健康づくりには一定の身体活動が効果的、ということは多くの人がご存知ですね。ただ、身体活動というと即スポーツを考えてしまいがちですが、「カラダを動かす」ということで考えれば、日常の生活の中でもいろいろと機会は多いものです。そうした「生活活動」もまた健康づくりには効果をもたらしてくれます。
ガイド2006では、いわゆるスポーツ的な運動だけでなく、家の掃除や庭の草刈、子どもの世話などといった日常生活での活動にも目を向けて、トータルとして活動量の多い生活をすることで健康を獲得するという工夫がされています。これは、これまでのいろいろな運動指針にはあまり見られなかった観点です。
生活の中での身体活動量を見直し、不足分を補ったり運動(スポーツ系)を取り入れたりしながら健康ライフに必要な活動量を確保していく---。これなら「ジムへ行ったりする時間はない」「スポーツは苦手」という人も気楽に取り組むことが出来るのではないでしょうか。
動くたびにポイントがたまって健康をゲット!
それでは、どのようにして活動量を計算するのでしょうか。
ガイド2006の活動量計算方法はポイント集めに似ています。「生活活動」として、あるいは意識的な「運動」として、いろいろな身体活動をする毎にそれを獲得ポイントとして計算し、1週間で目標ポイントを達成しようというわけです。
ガイド2006では1週間に23ポイントを獲得するのが健康ライフの最低条件とされています。
- ガイドでは日常のいろいろな身体活動が「メッツ」という運動強度で分類されています(表A・表B)。この表にしたがってあなたが行った活動のメッツ数を確認してみましょう。メッツというのは安静時を1とした場合の運動強度(エネルギー消費量から算出したもの)です。
表A 「生活活動」の運動強度<PDF>
表B 「運動」の運動強度<PDF>
表C ポイントにならない身体活動<PDF> - 「メッツ数」×「実施時間(実施分数÷60)」=「獲得ポイント」
これが基本になる計算式です。
「3メッツ」の活動を60分行うと3ポイントと計算されます。1メッツの活動を1時間やれば1ポイントという計算にはなりますが、3メッツに満たない身体活動(表C)は計算に入れることは出来ません。あまり強度の低い活動は健康づくり活動としては評価されませんので注意が必要です。 - この計算で、1週間にトータルで23ポイント獲得が目標となります。23ポイントのうち4ポイントは表Bの「運動」に入る活動から獲得するようにしましょう。そうすると体力(持久力・筋力など)の向上に効果があります。
あなたの生活はいま何ポイント?
現在の身体活動量を知ろう
早速何か運動を、という前に、まず現在の生活が何ポイントか計算してみることにしましょう。その結果が出れば、不足分の活動量をどのように補っていったらいいか、「目標とする運動量」がわかり易くなります。
計算は概略で結構です。平均的な1日の計算が出来たらそれを7倍して1週間の凡その獲得ポイントを計算してみましょう。
あなたは何ポイント獲得できそうですか? 23ポイントに足りない分は、先の表の中からあなたに合った活動内容を選んで生活にプラスするようにしましょう。
ここまで目標がハッキリするとなんとなくヤル気も湧いてくるのではないでしょうか。ポイントにしばられる必要はありませんが、ポイント獲得を励みに健康的なライフスタイルを習慣化できれば最高です。さあ、いよいよ実践、健康ライフへのスタートです。
